25年愛用したテーブルの天板が痛んでいるので直したいとご相談。

打ち合わせ中のお施主様と中山英之建築設計事務所の中山さん。
コルビジェが1928年にデザインした名作テーブルLC6をどう直すか。

天板だけを新しく作る?
既存のものをそのまま使う?
廃棄・製作・運搬にかかるコストを整理して、
これからの使い勝手・意匠性を重視して、方針を固める。

表面を研磨して古くなった塗装を剥がす。

天板に塗料を塗る。

メラミンにも塗料を塗る。

貼り合わせて、密着するようにコロコロ。

剥がれてこないように、ドンドン。

メラミンの耳をそろえて。

ていねいに面取り。

手が触れた時に滑らかで、でも面を取りすぎずにシャープなままで。
text. 神 梓