
桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子。日本ならではの六種のボタニカルを使用し、繊細な職人技で完璧な香味バランスを追求したGIN・ROKU。
その世界観をつたえるための行灯。

.......どんな風に作ろう....?

すぐに浮かんだのは、能登半島の先端・石川県珠洲市の建具職人・
のお顔。

以前、赤坂さんがご自分達でつくっていた行灯を拝見していて、
昔ながらの素朴な佇まいがいいなぁ...と。
この行灯をリデザインしたらいけるのでは?

そしたら素材は、やっぱり能登ヒバがいい。
地元の厳しい風土で育った能登ヒバには、繊細で爽やかな芳香がある。
だからROKUの6種類の香りをひっそりと引き立てる7つ目の役目を果たしてくれるのでは....?

アートディレクションは、ランドマークの小圷 弘之さんと椎原裕次郎 さん。
香りまでを想像しながら作る仕事は、なかなか無くて。楽しかったなぁ。
text. 神 梓